2025年10月1日に新オープンした「もつ煮屋 三本木食堂」は、青森県十和田市三本木金崎にある、地元でも話題の新店舗です。国道102号線沿いに位置し、十和田市現代美術館から車で5分とアクセスも良好。みそ・しょうゆ味のもつ煮定食をはじめ、日替わり定食やとん汁定食など、心も体も温まる家庭的な味わいが楽しめます。十和田市でランチを探している方や、観光途中の食事に立ち寄りたい方にぴったりのお店です。
この記事では、「もつ煮屋 三本木食堂」のメニュー、店内の様子、駐車場の有無などの店舗情報を詳しくご紹介し、実際に食べた料理のレビューをお届けします。(店舗情報は来店月(25年10月時点)のものです。最新情報は店舗の公式SNS・HPをご確認ください。)
「もつ煮屋 三本木食堂」までのアクセス・駐車場・外観

「もつ煮屋 三本木食堂」は、青森県十和田市三本木金崎373-16に建っており、十和田湖と十和田市中心部を結ぶ国道102号線沿いになっている。
十和田市中心部に建っている十和田市現代美術館からは車で5分なので、車なら比較的アクセスしやすい立地。
Google Mapsによると、上記区間を徒歩で移動する場合、39分かかるそうなので、出張中の人や観光客などで歩きたくない人は、タクシーなどの移動手段を利用する方が良さげに感じた。

駐車場は店舗出入口を正面に見て右手にあり、7台駐車可能。

店舗出入口。外に灰皿スタンドが用意してある。当然ながら、店内は禁煙なので注意。

昼の部のみの営業。
通常のクローズ時刻は14時だが、定食などのご飯ものが無くなり次第終了なため、確実に食べたい方はオープン時刻の訪問をオススメしたい。
撮影日は12時30分ごろに到着したのだが、この日はその時点で日替わり定食が残り1食、もつ煮定食(みそ、しょうゆ)が数食ずつしか残っていなかった。

上記の営業日カレンダーにもあるように、営業スタイルは不定休とのこと。
営業日カレンダー他の情報は、同店のInstagramでも発信しているため、店舗へ訪問する前にそれをチェックする方が無難。(ページ下部にInstagramのリンク有り)

店内の雰囲気・座席

店内出入り口側。
入ってすぐの食券機でまずは食券を購入。

その後、カウンターの厨房側に立っている店員さんの指示に従い、お盆に食券が店員さんに見えるように乗せた後、バイキング形式で注文に応じたお箸などのカトラリー類、副菜、おかず、ご飯、味噌汁などを受け取って、空いている席に座る流れとなっている。
ちなみに、この日のもつ煮定食の副菜は、紅生姜の玉子焼きか、青じその卵焼きからひとつ選べた。なお、日替わり定食は、きゅうりのナムルかもう一品(こちらは売り切れていた)から選べた。
その後、ステンレス製の保温されているスープポットから、カレー、とん汁、もつ煮などのメインの料理を盛り付けられて受け取るという流れ。
もちろん、ご飯や味噌汁もスープポットやジャーから温かいものを盛り付けられる。

利用客が複数いたため、小上がり席のみ撮影できなかったが、店舗出入口側にテーブル席が2卓と、奥に小上がり席が4卓あった。
また、アップ画像としては撮影しそびれたが、各卓上には一味唐辛子と七味唐辛子、爪楊枝と台拭きとティシュがあった。
メニューの詳細
※撮影は2025年10月

訪問日は10月初旬であったので、店内飲食メニューのみの提供かつ、メニューはもつ煮定食、日替わり定食、とん汁定食のみであった。
ちなみに、訪問時には既にとん汁定食は売り切れていた。機会があればそちらやその他の10月中旬以降に順次提供開始する予定のメニューも試してみたい。
実際に食べた料理の感想
もつ煮定食 みそ(¥1000税込)

もつ煮定食のメニューで注文したのは「もつ煮定食 みそ」。
食券を確認後、店員さんがステンレスの保温ポットからもつ煮 みそを盛り付けてくれたのだが、その直後に「ねぎは盛りますか?」と聞かれ、「はい」と答えると、店員さんがそれなりの量を盛ってくれる。
ねぎが好みではない方は、きちんと「要りません」と断ろう。

ご飯の量も、家庭でこの量を盛られたら、食べ盛りの子なら喜ぶだろうなという感じ。
食事中は、盛り付ける様子がよく見えるテーブル席に座っていたため、他のお客さんに盛り付ける様子もチラ見していたのだが、誰でも特に断らないとこんな感じで盛られる様子だったので、諸事情によりシンデレラサイズをご希望の方は、きちんと前もって店員さんへ「少なめでお願いします」と伝える事をオススメしたい。

写真は同時に頼んだ日替わり定食についてきた味噌汁だが、当然ながらもつ煮定食にも味噌汁はついてくる。
白味噌を使ったあっさり系。メインのもつ煮よりは塩分濃度が低い。この日の具はわかめと厚揚げ。
後述するみそ味のもつ煮の塩分濃度にも言える事であるが、塩分濃度の高い味(いわゆる濃い味とかしょっぱ口)でないと満足しない人には、物足りないと感じるかもしれない。(北国民あるある:一部の料理はしょっぱくないと満足しない)
誤解を防ぐために書いておくが、私は濃い味(塩分濃度高め)至上主義ではない。

本日の選べる副菜の、青じそ入りの卵焼き。
こちらも塩分はそこまで濃くはなかったし、ふんわり柔らかな食感と表面の焼き目のついた卵の風味に青じその爽やかな香りが口の中で混ざり合い、食べるほどに食欲を掻き立てた。
自宅で卵焼きを作るときも、青じそを入れてみようと思ったほどには、個人的に好みな一品。

もつ煮をオン・ザ・ライス!!
「白いお米に色を付けるなって?そんなの食べる側の自由だべな!せめて飯食う時くらい、ほっといてくれ…」という、架空の白ごはん警察VS自分との間で繰り広げられた、謎の脳内セルフトークが繰り広げられた一コマ。
もつ煮は圧力釜で煮込まれているのかはわからないが、とにかく柔らかくて、歯がなくても大丈夫かもしれないと感じるレベル。もつも野菜も、味がきちんと染み込んでいたのは言うまでも無い。
汁を啜ると、白味噌のコクともつと根菜類をはじめとする野菜の旨みが交わり、日本人なら容易に想像できるみそベースのもつ煮の”あの味”が口の中に広がり、余韻として少しの塩分と共に、味噌由来であろうさわやかな酸味がかすかに舌の上に残る。
余談だが、何年も昔、某民法のテレビ番組の特番で、モスバーガーの人気の秘訣に迫る!という趣旨の企画を見たが、その際に出演していたおそらく本社の広報部署か企画開発部署の女性社員が「モスバーガーが日本人のみなさまに愛される理由の一つに、日本食は”汁文化”であるため、本場アメリカのハンバーガーに比べ、意図的にソースの汁気を増やしていることが挙げられます」と言った趣旨の発言をしていたことを思い出した。
冷静に考えてみると、ラーメン、カレー、寿司という日本人の3大国民食の中で、寿司以外は基本的に汁気があるし、ラーメンが最も外食における平均移動距離が長いと言った話も聞いたこともある。
結論、何が言いたいかと言えば、ご飯を食べる時、うまい肉とうまい汁さえあれば、大体の日本人は喜ぶのではないかということだ。
そんなことを考えながら、もつ煮の汁から味噌汁に至るまで飲み干して、完食した。
日替わり定食(¥950税込)

この日の日替わり定食は、もつ煮カレー。
「あれ?大盛りを頼んだかな?」と器いっぱいに盛られたカレーとにらめっこしながらも、ごろごろと入ったもつの主張強めな家庭的なカレールーの香りに、食欲が振り回されるのであった。
多分この画像に漫画風の擬音テロップを付けるなら、\ドーーン!!/と言ったところか。
そんなことはともかく、そもそもカレーの器がデカかった。これを小さいと感じる人はそうそういないだろう。

やっぱり、カレーには福神漬け。
白らっきょの甘酢漬け派の人は残念ですが、この日は用意が無かった。

選べる(この日はこれしか残ってなかった)きゅうりのナムル。
カレーの副菜にナムルは斬新だったが、きゅうりの瑞々しさと、人参と2種のシャキシャキとした食感が、良い箸休めならぬスプーン休めのアクセントとなった。
余談だが、カレーに味噌汁はアリかナシかと言われると、個人的にはアリ派。
理由は、カレーを食べ終わった後に飲むと、口の中がスッキリするから。
みなさんはどっちだろうか。

写真からわかるように、具材はもつ煮をそのままカレーにした感じだが、これはこれでアリだなと感じた。
ただし、「こういう料理にこれはいかんだろ!」などという感想を抱く、いわゆる固定概念がガチガチにある人には不向きなのかもしれない。
カレーに大根とごぼうを一緒に使用しているパターンって、飲食店ではあまり見かけにくい筈なので。
個人的には、料理も人も、それぞれ相性があると思うので、作り手は自分が作りたいものを作れば良いし、食べ手は食べたいものを食べに行けば良いだけの話ではないかとは思うが、こういう思想にも批判する人が世界のどこかにはいるのかもしれない。
店舗情報
店名 | もつ煮屋 三本木食堂 |
---|---|
住所 | 青森県十和田市三本木本金崎373-6 |
電話番号 | 080-2807-6974 |
営業時間 | 11:00〜14:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(店舗隣に7台) |
支払方法 | 現金のみ |
座席 | テーブル、小上がり席 |
サイト | |
その他 | − |
まとめ・こんな人におすすめ

「もつ煮屋 三本木食堂」は、十和田市に2025年10月1日に新オープンした、もつ煮好きにはたまらないお店でした。やわらかく煮込まれたもつと味噌の香りが食欲をそそる「もつ煮定食」はもちろん、ボリューム満点の日替わり定食も人気。どのメニューも丁寧に作られており、家庭的で温かみのある味わいが魅力的。
また、食券制のセルフスタイルで、店内はカウンター席と小上がり席を備え、1人でもグループでも利用しやすい雰囲気。観光地・奥入瀬渓流や十和田湖へのドライブ途中にも立ち寄れる立地なので、観光客にもおすすめです。
「がっつりランチを食べたい」「十和田市で新しくオープンしたお店を探している」「温かいもつ煮で癒されたい」そんな方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。